7月、8月と暑い日が続きましたねー。
特にここ名古屋は37度を超える日が続いたというニュースを見ました。
確かに暑かった。
そんな暑い中、ご来店くださった皆様ありがとうございます。
8月後半は迷走する台風の影響や、体調を崩してしまってとキャンセルが続いた時もありましたが、概ね忙しい夏を過ごせたかなぁと感じています。
夏休みも少しいただき、実家でのんびりと過ごすことができました。
田舎道を車で走りながら、
「お米、もう結構実ってるねー。首都圏ではお米不足してるらしいよ。」などと、その時はまだ人ごとのように話をしていたのでした。シェフはあまり食べませんが、私はお米をよく食べています。一時期は発酵玄米を作ったりもしました。
子供の頃から朝はいつもお米で、朝ご飯はパンだよという友達を羨ましく思ったり、なぜかおばあちゃんのお家に泊まりに行くと朝はパンと牛乳ですごく嬉しかったり。
もちろんパンも好きですが(シェフのパンは特に)、今はお米も好きですねー。
そこから姉の友人のお米農家さんの話になり、あまり暑いとお米は美味しくならないこと、
消費者が新米を買いたがるので、早く収穫できる早生の品種を作るように農協から言われることなどを聞きました。よく食べているのに全く意識していなかった話。好きなお米を作らせてもらえないこともあるそうで、これからはよく考えて買うようにしようと思いました。
その後は、食事をしながら、なぜか今の巧妙な詐欺の話になり、
「ちょっとした会話から色々と勉強になっていいわぁ。」と母。私も気を付けないと。
さて写真は「奥三河若鶏もも肉のバスク煮込み」。8月ランチのひと皿。
添えてあるのは、小エビと九条ネギを詰め、フリットにした手羽先にデュカをまとわせて。
ディナーでは、このデュカという香辛料をソフトシェルクラブに使いました。ソフトシェルクラブかぁ、美味しいのにあまり食べる機会がなかったから嬉しいとの声、多数。
お料理をおいた時に「わぁ、いい香り。」と声が上がる食欲そそる夏のお料理です。
出かけるのが億劫になりがちな暑い夏、食事をして、たくさん喋って、笑って、
「ご馳走様ー。」と笑顔で言っていただけると本当に嬉しい。ありがとうございました。
この先は37度のような暑さはなさそうな感じですね。
日が落ちる時間も少しづつ早くなって、夏が終わる寂しさと、秋が来る嬉しさの入り混じる気分になる日々。きっとまた、ちょっと暑いなぁと思うような日もあるでしょうねー。
もちろん、コルクも秋の食材を取り入れた料理に、この先は変わっていきます。
出かけやすい気候にもなるでしょうし、お誘い合わせの上、ご来店をお待ちしております。
夏の思い出を話しながらのお食事の場に、ぜひご利用ください。
私も時には、友人と食事に行きますが、いつも他愛無い話をしているような…でも、なぜか元気になれるのです。
ご予約をお待ちしております。
まだ暑さが残る日に、涼しげな一枚を。
「安西水丸展」。何気ないこの絵を生み出せるのは、積み重ねてきたものがあったからこそなんだろうなぁと思う。私が真似して描いても、誰かの心に響く絵にはならないだろうな。
センスってそういうものなんだろうな。
どんなものを見て、何をしてきたか、と偉そうに思いつつ、日頃ダラダラと過ごしている私。
夏のあいだにやろうと思っていたことどれぐらいできたっけ。途中から涼しくなったらやろうに変わってしまっているような…。
がんばろ。