5月は、ゴールデンウィークがあり、
母の日があったりとご家族でのご来店がわりに多かったですねー。
皆様、ありがとうございます。
「ウチはねー、日頃みんなバラバラなんだよね。」とお父さん。
予約をお父さんが取ってくださることも多いですねー。家族の苦手な食材を把握していて、当日もオーダーを伝えて、ワインを選んで。最後には「写真を1枚取ってもらってもいい?」と。
特に珍しいことでも、すごいことでもないのかもしれませんが、自分の父のことを思うと、
すごいなぁと私は思うのです。そもそもフランス料理に行くことはなかったですけどね。
そういえばコロナ禍であまり出かけられない時、実家の断捨離をしようと母と姉と集まり、戸棚を開けたらアルバムがあり、「懐かしいねー。」と思い出に浸りつつ話をしていて、
「お父さんも小さい頃はこんなにたくさん遊んでくれていたんだね。」と気付くのでした。
「今更かいっ。という声が聞こえてきそうだねー。」と笑う私たち‥。ひどいですよね…。
時には立ち止まって、過去を振り返ってみるのもいいものですネ。新しい発見があるかも。
さて、写真は「フランス産仔牛のバベットステーキ モリーユ茸のソース」
ハラミのステーキです。バベットとはフランス語で「よだれかけ」のことで、ハラミの形が、
由来となっているそう。日本でも、トモサンカクやハチノスなど、やはりその形が名前の元になっているので、発想は一緒ですねー。ハラミは食感も味もしっかりしている部位ですが仔牛なので、より優しい味わいです。深みのあるモリーユ茸のソースと添えてあるマッシュルームのグラタンが絡んでワインに合う美味しいひと皿です。
もしもパリに行けたなら、ふらりと入った店でこんな感じの料理が出てくるかもしれないと楽しい想像が膨らむひと皿でもありますネ!
最近は食材の名前も色々で、「インカのめざめ」「シャドークイン」「紅マドンナ」とか「スティックセニョール」などなど、面白い名前が増えたなぁと感じます。
より美味しくと品種改良が進んでいるのだろうなぁと思いますし、変わり続ける環境に適応すべく、変えていかなければならないのかもしれません。
大切に作られた食材の味を壊さず、生かすような料理を提供していきたいなと思います。
この先は、紫陽花が美しく咲く季節。これもまた色々な種類があるのですよね。
「ダンスパーティー」とか「コンペイトウ」とか。我が家には普通の紫陽花があります。
「父の日」なるものもありますネ。
皆様、お誘い合わせの上、ぜひ、ご来店ください。
ご予約をお待ちしております。
初めての明治神宮。
ワイン樽があるのですねー。
日本酒の酒樽は他の神社で、見たことがあるのですが、ワイン樽は初めて。
なんでも明治天皇は、国民の模範となるよう、積極的に西欧の文化を取り入れた方だったそうで、そのことを記念して2006年から奉納され続けているものとのこと。お酒は特に葡萄酒をお好みだったと書かれていました。
今や、コンビニでもワインが買える時代。率先して西洋酒を取り入れてくださる方がいてこそ今があるのですね。心から感謝しつつ、美味しくワインを頂くことにしましょう!