これで梅雨の晴れ間なの…と思っていたら、やはり梅雨明け。
暑いですネ。
写真は「ポルテサノポークの
スペアリブ 南高梅のラケ」
ラケとは日本料理でいう照り焼きのような調理法のことで、柔らかいスペアリブに、甘みとコク、そして南高梅の爽やかな香り。
南高梅ジャムを添えてあります。
暑い日や疲れた時に食べると、元気になれるような一皿だなぁと思います 。
6月は男性の方のご来店がぐっと増えたなぁと感じました。今までも、全くなかったわけではないのですが、男性ばかりの4人、6人でのご来店が続くのは久しぶり。
「いやぁ、ほんっと久しぶり。」とお客様も口にしていましたね。嬉しいことです。
お喋りに花が咲くのは、女性に限ったことではありません。男性だって全然負けてない。
仕事のこと、家庭のこと、時事問題、そして孫自慢など、女性も男性も特に変わらない。
合間に携帯を見ては中日ドラゴンズの途中経過に一喜一憂。頑張って欲しいですねー。
さて、「人生には飲食店がいる」というCMを見たことはあるでしょうか。私は2回見ているのですが、とてもステキなのです(職業柄ということもありますが)。
日本映画の中の飲食店で会話をしているシーンを繋ぎ合わせてあり、ただ単に食事をするだけの場所ではないのだよというようなことを伝えているのです(曖昧でごめんなさい)。
どの映画も気になってくるのですが、見たことがある映画は1つだけ「東京物語」。
そういえば初老の男性が久々に上京し、旧友と食事に行き、ほろ酔いになり軍歌を歌うシーンがありました。戦後、新しいものをドンドン受け入れ、日本を立て直すべく、前へ前へと進む人々と立ち止まり振り返ってしまう人を情緒豊かに描いた作品…だったように思います。
検索したらデジタルリマスター版がDVDとなり販売されていました。買おうかな…。
少し前に、友人と食事に行った際、新型コロナの影響で、延期に次ぐ延期になっていた、「トップガンマーヴェリック」の公開日が決まったという話になり、楽しみだねーと盛り上がり、友人に「前回のトップガンがどう終わったか覚えてる?」と聞かれ、言葉に詰まりました。終わりどころかストーリーそのものを全く覚えていない…。しかも、トムクルーズはこの映画で共演した女優さんと結婚したと思っていたら、それも間違い…。
トムクルーズがカッコよく、映画がとても面白かったという記憶が深く刻まれたようです。
話がそれましたが、どこかのお店に誰かと一緒に行き、会話をしながら食事をすることは、
体に必要な栄養を取るというだけでなく、もっと別の活力のようなものを得られる気がします。いわゆる心の栄養というものですかね…。言い方がダサいと言われそう…。
そして我が店「コルク」も、美味しかった、もしくは楽しかったという記憶として少しでも刻まれるように頑張りたいなと思うのです。
では、ご予約をお待ちしております。
ランド産ハト ムネ肉のロティ モモ肉のベニエ 赤ワインソース
お客様のご要望で用意した料理。
ディナーのコースに入れていた時もありましたが、ちょっと久しぶり。
こういう料理を食べたいと言ってくださることは嬉しいことです。
初めて、来られる方々でしたが、とても喜んで頂けたように思います。
ちなみにジビエとは狩猟で得た野生鳥獣の食肉のことで、このハトはジビエにはあたらないのです。
意外に思われるかもしれませんが、味わいはあっさりめ。鉄分が多く、夏向きの食材です。
苦手だと言われることも多いですが、これからも提供していきたい料理のひとつです。